n140406_009ナチス・ドイツ総統アドルフ・ヒトラーの妻、エバ・ブラウンがユダヤ人の血を引いている可能性があることが、英テレビ番組が実施した遺伝子の分析で分かった。

 ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)の責任を負うヒトラーは1945年、長い間愛人関係にあったエバ・ブラウンと結婚。その直後に2人はベルリン(Berlin)市内の地下壕(ごう)で自殺した。

 同番組の委託を受けた科学者らは、ドイツ・バイエルン(Bavarian)州のヒトラーの山荘で発見された、モノグラム(文字を組み合わせた模様)がついたブラウンのヘアブラシから採取したとされる毛髪のDNAを分析した。その結果、アシュケナージ系ユダヤ人と強い関連性があり、母から子に引き継がれるハプログループN1b1という塩基配列があることが分かった。

 毛髪が採取されたヘアブラシは、米第7軍の情報将校だったポール・ベア(Paul Baer)大尉がヒトラーの別荘「ベルクホーフ(Berghof)」で発見した。ベア大尉は同別荘への立ち入りを特別に許可され、エバ・ブラウンの私室から多くの持ち物を押収した。同別荘で1945年に撮影された写真の中には、ヘアブラシを持ったベア大尉の写真が複数枚残されている。